投資を考えたことがある方、実際に投資をされているならば、どこに投資をするか?
色々と比較検討されておられますよね。
不動産投資以外の投資先は?
◼一攫千金
株、FX、仮想通貨
◼手堅く
銀行定期預金、国債、保険
◼上記の間
不動産投資
こんな感じでしょうか?
◼一攫千金を狙う方
株・FX・仮想通貨
最大の魅力は1つの所有に対して価値が増減することですよね。
昨日までは1つの価値が1000円だったのが、突然今日になったら3000円になってる!
10持っていれば、×3倍で10000円の価値が30000円に!
所有数によってその倍率は凄まじい金額になりますよね。
社会全体にとって、その業界、世界にっとてプラスに働くことがあれば良くなり、その反面、マイナスに働くと一気に何もなくなってしまう。そんな危険性を併せ持つ投資先やと思います。
買うタイミング、売るタイミングを見誤らないように、常に意識し続けなければならない状態になります。
◼手堅く増やす方
いえば、何年か先の決まった将来にいくら増えるのか?ほぼ約束された投資先です。
投資先というよりも、預入で現金を置いておくならリスクは少ないし、少しは預金で預けるよりも増やすことができる。その安心感で利用されている方が多いと思います。
言うならば、
預け入れの延長的なところでしょうか。
ただ、預金に関しては、今は利率が低いため預けても増えないとなりますが、利率が上昇するとご存じの通り、貸出金利も上がりますよね。なので、利息が増えたとしても、実生活で住宅ローンなどを組んでいると支払い利息も増えるので借り入れされている方には恩恵が少ないです。
保険商品では貯蓄型保険などがあり、長期間かけ続ける必要はあるようですが、かけてきた以上の返戻金を受け取ることができるので、先々で受け取れるならばこれも安心できる商品といえますね。
◼不動産投資の位置付け
始めるためにはある程度まとまった資金が必要になります。
捉え方によりますが、現金が不動産という資産に変わります。そして賃借人さんがお住いであれば毎月家賃収入が入ってきます。
また、購入した金額を家賃収入で回収できた後はずっとプラスで現金が増えていきます。
その後、売却が可能ならば売却することでまとまった現金に変えることもできます。
市場によっては購入時より高く売れる可能性もあります。その反面、安くなることもありますが、利回りがよければ売れないリスクは少ないと考えます。
気をつけたいのは、購入される物件によっては現金でしか購入できないケースがあります。
現金でしか購入できない理由は?
金融機関の担保評価がでない場合です。
築年数が古い。再建築不可(既存不適格物件)などがあります。
ローンを利用できるケースでも全額借り入れすることは難しいです。一般的には物件価格の2割は自己資金が必要と言われます。
勿論、個別で内容は変わります。
違った考え方をすると、
全て自分のお金でなくとも不動産投資を始めることができるのも魅力の1つです。
借り入れたお金が月々入ってくる家賃収入で返済できるならば、実質負担なしでお金でお金を生むことができる仕組みになっています。そして、返済が終わればその物件を担保として、さらに大きな借入を行うことで新たな資産として投資物件を保有することができます。
ここまでくると本当にお金でお金を生む仕組みがしっかり作られてますよね。
しかしながら、そこまでに行くまでで多くの方が苦労されていると思います。
一番最初に不動産投資で失敗すると手出し資金の減少で、次の物件を購入することが難しくなりますよね。
なので、よい話(儲かる話)だけに惑わされず、しっかりと収支の計算が大切です。
小ぶりなタイプから始めるとなると、一部屋、一軒からやと思うので、空室のリスク対策も頭に置いておかないと、その期間は収入が入らず手出し続けることになります。
また、最初に失敗される方の多くは借入をされて最初は入居者がいてて家賃収入が入る状態でも、収入では返済できず、多少の手出しをされている場合です。
空室になれば、借金しかなく日々の生活すら圧迫します。
それを回避するためにつぎの収益を買うけども、次も同じような物件を買ってしまう。
3軒、4軒と買った後、気が付けば給料の大半が支払いに充てられていて返済ができず任意売却で処分するか最悪のケースは競売での売却となってしまいます。
昔のテレビの話になりますが、会社員の方がそうなってしまって困られている報道を目にしました。
※任意売却とは
債権者(お金を貸してくれる金融機関)と話し合いをして、借金をして購入した不動産に抵当権(担保)がつけられます。通常は借金を返済する金額以上で売却するので問題になりませんが、借金以下の金額でしか売却ができない。そんな場合に債権者の同意を得て売却することです。
【注意】
借金以下で売却は可能となりますが、売ったお金で返済できなかった残りの借金はなくなりません。担保されていない借金として残ります。
※競売(けいばい)
任意売却に債権者が応じてもらえない場合は、裁判所へ申し立てることで市場で債権者が強制的に売却を進める事です。
受理した裁判所が、資料を作成し、入札形式で一番高い金額を提示したものに売却されます。
【注意】
任意売却と同じく、返済できなかった残りの借金はなくなりません。同様の内容です。
そのため、返済額が多く残ってしまわれた方は、売却が済んだのちに【自己破産】される方もいらっしゃいます。
どうでしょう?
最悪のシナリオを先に知ることで、どのように自分なら対処するか?何かしらのヒントになりましたでしょうか?
リスクだけを見ると株やFXと同じじゃないか?って思われるかもしれませんが、それらと違い、不動産投資の場合は、不動産を所有します。
ですので、先にも書きましたがローンで購入したとしても支払が終われば、そのままにしてても毎月収入を得られる。また、売却によって現金化できる。二つの側面を持つ投資物件は他にみない可能性があります。
しっかりとリスクと支出を想定することで、自ずと購入する投資物件も質が向上されると思います。
空家のリスク、退去後の改装費、建物全体の維持費、税金関係など、ざっくりと把握しておくのでなく、しっかりとシミュレーションしておくことで予測は建てられると思います。それができればご自身の不動産投資物件の仕組みができてくるものと信じています。
投資物件の性質もありますが、資産としての側面も大きい不動産投資。
不動産投資のおもしろさ、魅力が伝われば幸いです。
ありがとうございます。
Comments