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貯蓄の方法を考える3

執筆者の写真: TakayukiTakayuki



第三回目は外貨預金です。


日本の銀行に預け入れしてても金利がほとんどつかず寂しい限りですよね。

海外の外貨預金であればどうなのか?またどのようなことが考えられるのか?


今回はこちらをテーマにして皆さんと一緒に勉強したいと思います。


■外貨預金とは?

ドルやユーロなどの外国の通貨で預金をすること。


日本の通貨である「円」を外国の通貨へ交換します。

この時には皆さんご存じの通り為替レートと言われる仕組みで外国通貨に替えます。

この時に手数料が発生するので、外国通貨に交換した時点で本来あった円通貨の価値は目減りします。

これもよく耳にすると思いますが、「円」通貨が外国通貨よりも価値が高い場合「円高」であれば、スタートの外国通貨の保有価値も高くなりますよね。

逆に「円安」であれば、保有価値が低い時点でのスタートとなります。


当初の預け入れ時、それから円に戻す際はそれぞれの現在の為替状況を把握しておかないと損をする可能性があるので注意が必要です。


 

■外貨預金は高金利?

日本と比べると金利は高いようですが、ただ高金利というキーワードで飛びつくのはよくなさそうです。


その理由は


例えば、外貨での金利が3%で円金利が1%だった場合。金利の差が単純に2%になります。その場合、1年後の外貨は円に対して2%下落し、円高になるように将来の為替レートは設定されていて、1年後に実際の為替レートがいくらになるのかはわかりませんが、金利が高い通貨はせっかく投資しても為替差損によって金利分が帳消しになってしまうことは珍しくないそうです。


為替手数料に注意

また、日本国内の外貨預金は為替手数料が高く、手数料込みで考えるとリスクに見合ったリターンが得られないという問題があるそうです。金利だけではなく手数料のことも考えた手取りの戻りがどうなるかを計算することが大切だということ。


外貨預金で為替手数料が買い・売りそれぞれ1通貨につき1円とすれば、手数料率は一度目の交換で1%二度目の交換で2%になります。つまり1年間の金利が2%だった場合、為替手数料で金利のほとんどが消えてしまうということです。


金利が高いのは非常に魅力的ですが、日本円から外国通貨、外国通貨から日本円に戻すときの手数料が高ければ、海外での金利がそれ以上高くなければ金利で稼いだ分はマイナスになる可能性もあるということですね。

後は先ほども書きました通り、円に戻すときに円安になっていれば、少ない外貨で多くの円に交換できるので、その時の市場が重要になってきますね。

ただ、こうなると外貨預金の考えではなくFXの意味合いが濃く出てきます。外貨預金で利ザヤを稼ぐという趣旨から、為替の差益で儲けるなんて考えに変わりそうです。

海外の定期預金に預け入れやと思うので実際には狙ったタイミングでできないかと思うので考えすぎでしょうね。



■代表的な外貨は?


・米ドル(アメリカの通貨)


・豪ドル(オーストラリアの通貨)


・ニュージーランドドル(ニュージーランドの通貨)


・ユーロ(イギリス以外のEU主要国にて統一された通貨)


・ポンド(イギリスの通貨)


・スイスフラン(スイスの通貨)


・カナダドル(カナダの通貨)


・南アフリカランド(南アフリカ共和国の通貨)


・香港ドル(香港の通貨)

こちらの通貨が紹介されてました。


米ドル、豪ドル、ニュージランドドル、ユーロは銀行に行くと目にしますね。

ただじっくりと金利などを見たことが無いので正直私自身わかっていません。


外貨預金にも安定性を求める通貨と投機性を考えられる通貨があるようです。


安定性がある「金利が低い」

投機性がある「金利が高い」

他の外貨預金と比較して金利が高いのはその反面、その通貨に対する信頼が低いため何かが起こった際に価値が低くなる可能性を秘めているようです。つまりリスクが高いと言い換えられます。


またそれぞれの通貨にも特徴があるようで、社会経済の影響を為替でも同じように影響を受けるということ。

テレビでも見ますよね。アメリカと中国の関係が悪化すると様々所で影響がでてきます。その中でアメリカであったり、中国であったり密接に関係する諸外国は、その影響を同じように受けるということ。

裏返すとそのような影響を受けにくい国の外貨を選ぶと安定性が期待できるとも言えます。ただし、金利面で期待値が得られるかはわかりません。


何事もなく平穏無事に時間が過ぎれば大きなリスクは起こりにくいかもしれませんが、そういうわけにはいきません。


この部分だけを見ていくと、外貨預金は「貯蓄」として考えるより、やはり「投資」の分類に入りそうですね。


為替だけは誰しもが予測できない。

わかっているのは外貨での定期金利がいくらなのか?

日本に比べて高金利だからと言って飛びつていても、手続きに要する手数料で相殺されるならメリットは得られにくい。

逆に為替でマイナスになって元金を割る可能性も十分に考えられる。


以前より見てきた、ニーサ、イデコと比べると、さらにご自身での責任が重要視しそうです。特に税制面でも恩恵があるわけではないので、長く続けることでプラスになることも勿論あるでしょうし、逆に大きくマイナスになる恐れも含んだ商品だと思いました。


並行して取り扱うには投機性が高いため、しっかりと仕組みを理解せずに進めることはお勧めしにくいですね。

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